警備業務に“派遣”で書類送検 ― いま業界で何が起きているのか

いま、警備業界に緊張が走っています。

最近、
警備業務への労働者派遣を巡り、複数社が書類送検された事案が発生しました。

一部ではプレス発表も行われ、
業界内で大きな問題となっています。

これは決して他人事ではありません。


■ 警備業は「派遣禁止業務」です

労働者派遣法では、
警備業務は原則として派遣が禁止されています。

理由は明確です。

警備業は、

  • 公安委員会の認定制度
  • 法定教育義務
  • 指導教育責任者の管理
  • 直接雇用を前提とした指揮命令体系

を基礎とする業種だからです。

人員だけを“融通”する構造は、
制度の根幹を揺るがします。


■ 今回問題になった構造(一般的に想定される例)

報道内容から読み取れるのは、次のような構図です。

・複数社が関与
・実質的な人員供給
・名義と実態の乖離
・届出・認定手続の不備

これは典型的な

  • 労働者派遣法違反
  • 警備業法違反
  • 無認定営業
  • 偽装請負
  • 名義貸し

リスクパターンです。


■ 「応援」「協力会社」は安全ではありません

経営者の方から、よくこう聞きます。

人手不足だから応援をもらっているだけ
契約は請負にしている
現場が回らないから仕方ない

しかし行政は、
形式ではなく実態で判断します。

  • 指揮命令は誰が出しているのか
  • 教育はどこが実施しているのか
  • 雇用関係は明確か
  • 公安委員会への届出は適法か

1つでも曖昧なら、危険信号です。


■ 書類送検はその後の処分の可能性も大きくなる

書類送検で終わりではありません。

その後に想定されるのは、

・営業停止
・認定取消
・公共工事の入札停止
・元請からの契約解除
・金融機関評価の悪化

警備業は信用産業です。

一度傷がつけば、回復には時間がかかります。


■ 今後は取り締まりが強化される可能性

今回の事案は、
一部で公式発表がなされ、社会的にも注目されています。

行政が動いた以上、
「見せしめ」で終わるとは考えにくい。

人手不足が続く中、
同様のスキームは全国に存在します。

次に対象になるのが自社でない保証はありません。


■ 今すぐ確認すべきチェック項目

□ 他社社員が常態的に現場に入っていないか
□ 教育記録は自社で完結しているか
□ 契約形態と実態が一致しているか
□ 元請からの指揮命令になっていないか
□ 公安委員会への届出漏れはないか

1つでも不安があるなら、
放置は危険です。


【警備業コンプライアンス緊急診断】

違反が発覚してからでは遅い。

当事務所では、

  • 派遣該当性の法的判断
  • 協力会社スキーム再設計
  • 契約書見直し
  • 公安委員会対応
  • 是正報告支援

を行っています。

25年以上警備業界に関与してきた実務目線で、
“現場が回る合法スキーム”を構築します。


■ こんな会社は今すぐご相談ください

✔ 応援体制を組んでいるが曖昧な状態
✔ 人手不足で他社と融通し合っているが曖昧な状態
✔ 元請主導で現場が動いている
✔ 契約書を長年見直していない


事故が起きる前に。

処分が出る前に。

名前が公表される前に。

今、動くかどうかが分かれ道です。

【初回コンプライアンス診断 無料】

・現状ヒアリング
・リスク判定
・是正方向性の提示

制度を理解しておらず、曖昧に進めているのが一番危険です。

少しでもご不安がある方はご連絡ください。

投稿者プロフィール

増田良和
増田良和